まきばのまかない

‘まきば‘にはヨナグニ馬や島ヤギや鶏などがいっぱい。毎日のまきばの様子や、親方が創る(スリル・スピード・チープ&セクシーな)おいしいけどヘンなごはん。

ヤモリと夕食

まきばのまかないは夕食もあります。一人だと書くに及ばぬ夕食で、できれば食べない方がいいとさえ思っていますが、今まきばには一人の研修生が寝泊まりして、馬を勉強しています。のでまかない夕食も作ります。

ああ何もない、食材がない、冷蔵庫を眺めても何もない。であるのはタッパーに入れたご飯、と少々の食材。くくくっ、さあ創るぞ。納豆チャーハンだ!

アツアツにした中華鍋に油を注ぎ、ガーリックパウダー、そこに畑で採れた自然に出てきたからし菜を放り込み、次にご飯、サクサクと中華のお玉でご飯を切っていく、そこに納豆を放り込み、醤油をちょっと多めに差していく、これで基本は終了だが、もうひと工夫が必要だ。

その1、大盛りに持ったチャーハンの真ん中にくぼみを入れて、その中に生卵だ!

その2、小盛りに持ったチャーハンに、昼食で残った豚肉のローストのスライスをのっけて、その上にスライスチーズ、それを一気にガスバーナーで焦げ目をつけて、出来上がり。

その1は研修生が食べ、その2は親方が食べる。なんたって親方は年だ、控えめにしなくてはね。

食べてたら、天井でヤモリが虫をゲットしようと躊躇してるではないか、体の割には大きい虫だからな。ヤモリも僕らも楽しい夕食でした。

終わって泡盛タイム、ちょっと寒いと泡盛のお湯割りですね、お湯割りはコップに先にお湯を張って、そこに泡盛を差す、これがうまいのです! そしていつかお話しますが、実は僕は与那国島泡盛製造に4年間従事していて、ちょっとは泡盛の秘密を知っているのです・・・。そしてつまみは冷蔵庫の端の方から見つけた、トーチをつまみにしました。トーチは中国の食材で、味噌の原型ですね。沖縄のチャンプルーに僕はよく使います。

てなわけで今日のまきばのまかないは終了です! やれやれ。